ダウン症の体は柔らかい [小児の発達]

先週から、平日のお勉強記事として
ダウン症;ダウン症候群;Down syndromeの勉強をしています。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-06-02 から

前回までに勉強した見た目の特徴に加えて
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-06-04
ダウン症の人々に共通する”体の柔らかさ」についてを勉強していきます。

ダウン症の身体的特徴として、最もわかりやすい言葉で表現すると
「体が柔らかい」というのがあります。
こども時代などは、見るからに柔らかい!という印象を持ちます。

筋肉の張りも低いので、触った感じも柔らかいですし
靭帯の張りも弱いので、″関節が柔らかい″と表現されます。
その他、関節包や軟部組織といわれる組織も張力が弱い(柔らかい)ので
関節を支えたり姿勢を支えたりするのに、少し不利ともいえます。

そのために起こることとして…


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ダウン症 見かけの特徴 [小児の発達]

前回から、ダウン症;ダウン症候群;Down syndromeの勉強をしています。

初回となった前回は、ダウン症の顔貌の特徴を列挙しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-06-02
今回は、お顔以外の部分で、見た目でわかるダウン症の人たちの特徴です。

四肢の特徴としては、以下のようなものがあります。
 ・手や足が厚い:手や足のボリュームがあります
 ・指や足指が短い:ゆびが短めです
 ・四肢が短い:手や足、腕や脚の割合をみると、短めです

それ以外にも、よく見てみると。


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ダウン症 [小児の発達]

ひと休みの様な記事が続いていましたが、そろそろ勉強記事に戻ります(^^)

今日からしばらくは、ダウン症候群 Down syndromeについて勉強していきます。
ダウン症と呼んだりもします。
比較的多い疾患ですので、周囲にいらっしゃるかもしれませんし
いらっしゃらなくても何となく知ってるという方も多いように思います。

その個性的な能力と、見た目の愛らしさもあり
24時間テレビやドキュメンタリー番組などのメディアで、
ダウン症の人々の活躍が取り上げられることもありますね。

本態は染色体異常です


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抱っこひもでの股関節脱臼を防ぐには? [小児の発達]

抱っこひもでの危険を回避しよう、シリーズ(^-^)
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-18
から続いています。

転落・窒息の予防に引き続いて、
最後は股関節脱臼を防ぐ方法を勉強します。

股関節脱臼の予防については、何度も、長編シリーズで、くどい位(^^)
記事にしてきていますので、いまさら・・・という感じもありますが
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09 などなど)
抱っこひもに関して、復習を兼ねて勉強します。

まだ歩行開始する前の赤ちゃんでは、股関節の発達の為に
股関節が完全に開いたM字開脚で、しかも自由に下肢が動かせるのが
大切で、この格好が“良い”状態ですす。

小児整形外科学会が作ったパンフレットにも記載されています。
http://www.jpoa.org/%e5%85%ac%e9%96%8b%e8%b3%87%e6%96%99/

抱っこひもを使う場合も、要は
その“良い”状態にしておける抱っこひもを選んだり
使う時間を考えたりするのが大切、という事になります。

特定のメーカーを推奨するのではなく…


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抱っこひもでの窒息を防ぐために [小児の発達]

こどもはもともと、体の構造的に窒息しやすい事を勉強しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-26

頭の割合が大きいので普通に寝ていても前屈位になりますし
気道は細く短くカーブがきつい構造なので、
大人では普通に思える姿勢でも、子供が窒息する可能性があるのでした。

そんなこども達を抱っこひもで抱っこやおんぶする時に
窒息を防止するためには、どうしたらよいでしょう?

特に乳児では、背中のラインと後頭部のラインが一直線になる格好
(つまり平らな床にあおむけに寝かせているのと同じ姿勢)では、
大人では頭頸部を前屈させているのと同じ状態となり、
容易に気道が閉塞される状態になっています。

では反対に、頭頸部を後屈させれば良いかといえば、そういう訳でもありません。
顎や頸のレベルでは、気道周囲の軟部組織(いわゆる“お肉”と言われる部分)が分厚く
今度は前方から軟部組織が気道を圧迫しかねません。

ほんとうに乳児をはじめとするこども達の気道を
安全に、かつ長時間にわたって正常に保つのは難しいものですね。

どうしたらいいの?


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抱っこひもでの窒息を防ぐには [小児の発達]

抱っこひもでの事故防止のお勉強をしています。

転落・窒息・脱臼に対する国民生活センターのアラートや
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-18
転落に特化した公的意見や
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-20
有名ブランドのコピー・粗悪品についても勉強しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-24

今日は、抱っこひもを使用する際に窒息に注意!について、勉強します。
そもそも、抱っこひもを使用するような赤ちゃん(乳児)は、もともと
大人に比べてずっと窒息しやすいのを知っておくべきだと思います。

子供の方が窒息しやすい大きな要因として、まずは
大人に比べて子供は頭の割合が大きい事が挙げられます。
子供は3~5等身、大人は7等身~8等身と言われるように
身長に対する頭(上下長)の割合が大きいわけです。


横幅も奥行も…


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抱っこひも、転落防止の盲点! [小児の発達]

先週、抱っこひもでの転落防止のお勉強をしました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-18
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-20

その続きです。
抱っこひもを選ぶときのポイントは、使う人・贈る人によってそれぞれかもしれません。
便利さや重さなどの色々なファクターを考慮しつつも
やはり機能性・デザイン・価格などがカギになるのではないかと思います。

その抱っこひもの選択・安全に関わる話題が
少し前(先月の初めの頃だったかと思います)
テレビの夕方のニュースでも取り上げられて、とても気になりました。

人気商品エルゴベビー


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抱っこひもでの転落事故防止 [小児の発達]

前回に引き続き、抱っこひもでも転落防止!についてです。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-18

そのまえに、前回記事の最初に話題として記した
〈抱っこひもの抱き手を後退するときに転落した0歳児〉は、幸いにも
外観上も、打撲した頭部の中(頭蓋内)も、外傷や損傷はなく
元気に過ごしているとのことで、安心しています。

でも同様の事例で、頭蓋内の出血があり
緊急手術と、麻痺を来した0歳児もいますので
今回はたまたま(言葉が適切かどうか分かりませんが、ラッキーだった)と考えて
今後は使用時には万全の注意をしましょう、とアドバイスしました。

さて、どんな注意をしたらよいのでしょうか?
前回に続いて、公の情報や勧告を調べてみます。

最も新しく、規模の大きな(信頼度が高そうな^^)公共情報としては
東京都が昨年末に“抱っこひも等の安全対策”の報告書でしょうか。
また、それを受けて今年2月にリーフレットを作っているようです。

東京都商品等安全対策協議会の報告として
平成26年12月25日付けでWebにも公開されている
“抱っこひも等の安全対策”を見てみます。

一般使用者にわかりやすい表現です


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抱っこひも、転落防ぐには? [小児の発達]

少し前の事になりますが、患者さんのご両親から
患者の0歳児が1メートルくらいの高さから転落して後頭部を打ち
その後よく眠っているが、大丈夫だろうか?という問い合わせがありました。

眠っている子供を抱っこひもで抱いていて
抱き手が交代するために、ストラップを緩めた時に
誤って転落したとのことです。

抱っこひもは、便利でスタイリッシュなデザインのものも多く
現代の子育てでは必需品のように扱われているようです。
確かに外出などの際には、使わないときにコンパクトにたため
使う時にも抱っこスタイルだと子供の顔が見えていて安心で、
しかも大人のペースで歩けるので便利ですね。

しかし、このような抱っこひもでの転落事故の相談は、
私が経験しただけでも、今回が初めての事ではありません。
悪意がなくても、ちょっとした注意不足で大きなけがにつながる事故になりえます。


公の意見や情報を調べてみました


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DMDへのステロイド11 [小児の発達]

ステロイドの副作用の基本を勉強しなおす本シリーズ。
DMDの患者さん・ご家族へ向けて作られたガイドブックの第4章『神経筋のケアの仕方』から
”ステロイドの副作用”をまとめた表1を読んでいます。

残すところあと2項目で、今回が最終回です。


副作用
「白内障」

解説と対処法
「眼科検査を毎年受けましょう。」

考え、医師と話し合う点
「白内障は、視力に影響が及んだ場合には治療が必要です。
眼科に相談しましょう。」

ステロイド長期投与で、白内障が進行します。
一般的には白内障は加齢が原因の事が多いのですが
DMDのこども達のように若年でのステロイド長期投与が必要な場合には
ステロイド性白内障になっていないかどうか
定期的に眼科チェックを受ける事が必要になります。


最後はミオグロビン尿です。


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