DMDへのステロイド11 [小児の発達]
ステロイドの副作用の基本を勉強しなおす本シリーズ。
DMDの患者さん・ご家族へ向けて作られたガイドブックの第4章『神経筋のケアの仕方』から
”ステロイドの副作用”をまとめた表1を読んでいます。
残すところあと2項目で、今回が最終回です。
副作用
「白内障」
解説と対処法
「眼科検査を毎年受けましょう。」
考え、医師と話し合う点
「白内障は、視力に影響が及んだ場合には治療が必要です。
眼科に相談しましょう。」
ステロイド長期投与で、白内障が進行します。
一般的には白内障は加齢が原因の事が多いのですが
DMDのこども達のように若年でのステロイド長期投与が必要な場合には
ステロイド性白内障になっていないかどうか
定期的に眼科チェックを受ける事が必要になります。
副作用
「ミオグロビン尿
(筋タンパク質の壊れた成分が尿に含まれているため、コーラ色の尿がでます。
病院で検査をする必要があります。)」
解説と対処法
「運動後の異常な尿の色についてたずねましょう。尿検査を行います。」
考え、医師と話し合う点
「下り坂を走り降りたり、トランポリンのような激しい運動は避けてください。
十分な水分摂取が重要です。
ミオグロビン尿が続くようなら、腎臓の検査が必要です。」
筋肉に含まれるミオグロビンというタンパク質は
筋肉が破壊されると(DMDに限らず)血液中から尿中に排泄されます。
体育会系で、運動部で、合宿では5~6時間キツイ運動をしていた私も
このミオグロビン尿の経験がありますが、ドキッとしたのを覚えています。
一瞬、血尿と見間違うかのような、色の濃い尿です。
良く見ると茶色がかっていて、血尿とは違うのですが
そういった尿が出ていないかどうかを確かめる必要があるという訳ですね。
ミオグロビン尿が出ているときは、筋肉に負担がかなりかかっている証拠ですので
筋肉が破壊されやすい激しい運動は避けたほうが良いという事です。
このミオグロビン、分子量の大きい排泄物ですので
あまり長く続くようだと、腎臓での濾過に負担をかけます。
腎臓機能のチェックが必要になります。
DMDの患者さん・ご家族へ向けて作られたガイドブックの第4章『神経筋のケアの仕方』から
”ステロイドの副作用”をまとめた表1を読んでいます。
残すところあと2項目で、今回が最終回です。
副作用
「白内障」
解説と対処法
「眼科検査を毎年受けましょう。」
考え、医師と話し合う点
「白内障は、視力に影響が及んだ場合には治療が必要です。
眼科に相談しましょう。」
ステロイド長期投与で、白内障が進行します。
一般的には白内障は加齢が原因の事が多いのですが
DMDのこども達のように若年でのステロイド長期投与が必要な場合には
ステロイド性白内障になっていないかどうか
定期的に眼科チェックを受ける事が必要になります。
副作用
「ミオグロビン尿
(筋タンパク質の壊れた成分が尿に含まれているため、コーラ色の尿がでます。
病院で検査をする必要があります。)」
解説と対処法
「運動後の異常な尿の色についてたずねましょう。尿検査を行います。」
考え、医師と話し合う点
「下り坂を走り降りたり、トランポリンのような激しい運動は避けてください。
十分な水分摂取が重要です。
ミオグロビン尿が続くようなら、腎臓の検査が必要です。」
筋肉に含まれるミオグロビンというタンパク質は
筋肉が破壊されると(DMDに限らず)血液中から尿中に排泄されます。
体育会系で、運動部で、合宿では5~6時間キツイ運動をしていた私も
このミオグロビン尿の経験がありますが、ドキッとしたのを覚えています。
一瞬、血尿と見間違うかのような、色の濃い尿です。
良く見ると茶色がかっていて、血尿とは違うのですが
そういった尿が出ていないかどうかを確かめる必要があるという訳ですね。
ミオグロビン尿が出ているときは、筋肉に負担がかなりかかっている証拠ですので
筋肉が破壊されやすい激しい運動は避けたほうが良いという事です。
このミオグロビン、分子量の大きい排泄物ですので
あまり長く続くようだと、腎臓での濾過に負担をかけます。
腎臓機能のチェックが必要になります。
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