抱っこひも、転落防止の盲点! [小児の発達]

先週、抱っこひもでの転落防止のお勉強をしました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-18
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-03-20

その続きです。
抱っこひもを選ぶときのポイントは、使う人・贈る人によってそれぞれかもしれません。
便利さや重さなどの色々なファクターを考慮しつつも
やはり機能性・デザイン・価格などがカギになるのではないかと思います。

その抱っこひもの選択・安全に関わる話題が
少し前(先月の初めの頃だったかと思います)
テレビの夕方のニュースでも取り上げられて、とても気になりました。

抱っこひもの人気商品「Ergobaby(エルゴベビー)」社製。
その偽造品が多数出回り
偽造品ゆえの劣悪さが原因の転落や逸脱事故が相次いだというのです。
NHKでは2月3日に放送されたようです。
http://www9.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2015/02/0203.html

肩と腰にある、抱っこする人の体に接触する部分、つまり
赤ちゃんの重みを支える部分の強度が足りないため
急にベルトが切れたり破れたりして、
落下や急な逸脱(赤ちゃんからすれば、外力による突然の姿勢変化)が起こるもので
非常に危ないと思われます。

エルゴベビーは、股関節脱臼を防ぐという観点で見ると
股関節を開いた状態で縦抱きする(時に楽なようにする)製品なので
比較的おススメとなるものだと思います。

それでも抱っこされている間は自由な下肢運動は妨げられるので
股関節に良いから~と長く使うのはナンセンスでしょう。
使用するのは外出や移動、それからあやしたりするのに必要な時に
最小限の時間にしましょう、と、私はアドバイスしています。

必要最小限で使うにしても、ぜひ安全で丈夫なつくりのものを
(今回の話で言えば、正規品を!という意味ですね)選んでほしいなあと思いました。
一方、人気商品に似せただけで、安全性に問題のある様な商品を売るのは
色んな意味で悪質な商売ではないかと思います。
子供の安全にかかわるもので、悪質な商品を世に出すのはやめてほしいものです。

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