FAIになりやすい子供の病気4 [医学~臨床]

股関節の痛みや可動域制限によって、運動や日常生活に支障が出る
”FAI; FemoroAcetabular Impingement”を、
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)

FAIのタイプ分類は毎回書いてるうちに、さすがに覚えました^^
 大腿骨→cam type, 臼蓋→pincer type, 併存→combined type

FAIを引き起こしやすい、こども期に罹る疾患を勉強しています。
先週までに勉強した、大腿骨頭すべり症・ペルテス病に続き
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-30
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07
前回と今回は、発育性(先天性)股関節脱臼;DDHです。

前回にも出した治療を行う前の脱臼している状態の、X線画像です。
今日は初めて見て、答えられなかった学生さんのために(!?)
脱臼しているのはどちらでしょう?という質問の回答もつけておきます^^

LCC2.png
こちらは左側(画面向かって、みぎがわ)の完全脱臼。
高位脱臼と言って良いかと思います。治療が大変な脱臼です。

LCC1.png
こちらは右側(画面向かって、ひだりがわ)の脱臼ですね。

こういった脱臼に対して標準的なDDH治療を行った後でも起こりうる、
亜脱臼・臼蓋形成不全・ペルテス様変化などが
その後、こどもが成長した過程をフォローしてみると、FAIと関係する事が分かっています。

臼蓋形成不全が残った場合には、関節唇損傷を介して
pincer typeのFAIの原因になりうることを前回勉強しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-05-12

pincerだけではありません


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FAIになりやすい子供の病気3 [医学~臨床]

股関節の痛みや可動域制限の原因になる
”FAI; FemoroAcetabular Impingement”を、
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)

FAIのタイプ分類は毎回書いてるうちに、さすがに覚えました^^
 大腿骨→cam type, 臼蓋→pincer type, 併存→combined type

FAIを引き起こしやすい、こどもの時期に罹る疾患を勉強しています。
先週までに勉強した、大腿骨頭すべり症・ペルテス病に続き
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-30
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07
今日は、発育性(先天性)股関節脱臼、DDHです。

治療を行う前の脱臼している状態の、X線画像です。
(どちらが脱臼しているか、分かりますか?と、学生によく尋ねます^^)
LCC2.png
LCC1.png

治療を適切に行っても、亜脱臼・臼蓋形成不全・ペルテス様変化などは
少ないながらも起こりうる合併症(後遺症?)です。

どのタイプのFAIになりうる?


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回転木馬のデッドヒート [趣味]

ひさびさに、読んだ本の記録です。
とても有名な本なので、記録するまでもないかもしれませんが(^^;
村上春樹の短編小説集「回転木馬のデッド・ヒート」です。


回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 文庫



その後の村上春樹作品のベースになっているのが分かるような短編も収録されています。
現実的でもあり、非現実的でもあり。
初めて読んだときに、なんだか不思議な気持ちになったのを覚えています。

これは村上氏が他人から聞いた話をまとめたものだそうで
まとまりがあるようで、ないようで・・・

好き嫌いはあるかもしれない


FAIになりやすい子供の病気2 [医学~臨床]

股関節痛や可動域制限の原因になるFAI; FemoroAcetabular Impingement。
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)

FAIのタイプ分類はさすがに覚えましたね。
 大腿骨→cam type, 臼蓋→pincer type, 併存→combined type

FAIの原因になりやすいとされている疾患について勉強しています。
先週の大腿骨頭すべり症に続き
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-30
今日は、ペルテス病です。

ペルテス病自体については、かなり以前にシリーズ化して勉強した覚えがあります。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2010-08-18 から
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2010-10-02

この疾患の既往があることで、やはりFAI発症のリスクになりえます。

cam typeですね


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大型連休でしたね! [雑感]

今年のゴールデンウィークも、お休み最終日となりました。
みなさんのお休みは、いかがでしたか?

カレンダー上は飛び石状のお休みでしたが、土日がもともとお休みで
その間の平日もお休みという方では、4月25日から12連休もあったとか。
社会人になってからそんなに長く休んだことがないので、羨ましいですね(^^;

現在の私はというと、基本的にカレンダー通りの週休2日制で、
その間は日直・当直が当たった日だけお仕事、という状況です。
4月29日と5月2日~6日の6日間のお休みのうち
29日と今日5月6日をお仕事にしてもらって
5月2日~5日はお仕事(本業)をお休みにしていただきました。

忙しく過ごしました!


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松谷みよ子さんの絵本 [雑感]

3月のある日、ある訃報をニュースで知りました。

こども文学作家の松谷みよ子さんが亡くなられたとのこと。
亡くなったのは2015年2月28日だそうですので、
1926年生まれの松谷さんですから、享年89歳でしょうか。

とてもご高名な作家さんです。
日本で最も読まれているという、あかちゃん絵本「いないいないばあ」をはじめ

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

  • 作者: 松谷 みよ子
  • 出版社/メーカー: 童心社
  • 発売日: 1967/04/15
  • メディア: 単行本



赤ちゃん絵本の名作の数々は、自宅や友人宅や職場でもよく目にします。
愛くるしい表現と、高名な画家たちが描いた素晴らしい絵です。
実際、本当に赤ちゃんの興味を引き付けますし
大人が見ていても、絵の素晴らしさや文章の丁寧なリズムに惹きつけられます。

彼女の魅力は他にも


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FAIになりやすい子供の病気1 [医学~臨床]

股関節痛や可動域制限の原因になるFAI; FemoroAcetabular Impingement。
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)

FAIのタイプ分類はさすがに覚えましたね。
 大腿骨→cam type, 臼蓋→pincer type, 併存→combined type

普段こどもの股関節疾患を診ることが多いので、
FAIの原因になりやすいとされているこどもの病気について勉強します。

今日は、大腿骨頭すべり症です。
この病気についてブログで勉強したことはないと思いますが、定かでありませんゞ

ごく簡単にこの病気を説明すると、
「大腿骨頭の成長線が閉じる前までに、成長線部分で骨端核が後方にすべってしまう」ものです。
急激に発症するものもあれば、じわじわ発症するものもあり
また痛みの程度も歩けないほどから、歩けるけれども痛みがあるなど、様々です。

すべり.png
骨頭の最も近位の、丸みを帯びた部分(骨端核)が後方にすべっています。
股関節の側面像で良く分かります。
すべりのない普通の股関節の側面像と比べるとよく分かりますね。
健側.png

なぜFAIの原因に?


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FAIの診断 CT・MRI [医学~臨床]

股関節痛や可動域制限の原因になるFAI; FemoroAcetabular Impingement。
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)

FAIの原因によるタイプ分類は以下の通りです。
 大腿骨側が原因→cam type; カム
 臼蓋側が原因→pincer type; ピンサー
 2つの原因が併存→combined type; コンバインド

X線像で注目すべきポイントを、
大腿骨側と臼蓋側とに分けて勉強しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-17
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-21
ちなみにコンバインドは、その両方があるという事ですね。

CTやMRIも補助診断として有用とされています。
以下のような所見が、FAIを反映している事が多いそうです。

・MR arthrogramで、大腿骨頸部にfibrocystic changeあり
・マルチスライスCTでherniation pitを認める
・MRIでacetabular cartilage delaminationあり

他にも…


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FAIの診断・X線像 pincer type [医学~臨床]

股関節の痛みや動きの制限を引き起こすFAI; FemoroAcetabular Impingement。
概念が難しそうだからと敬遠せず頑張って勉強するぞ! シリーズ、続きます(^^)

FAIの原因によるタイプ分類は以下の通りです。
 大腿骨側が原因→cam type; カム
 臼蓋側が原因→pincer type; ピンサー
 2つの原因が併存→combined type; コンバインド

まずFAIの診断方法ですが、
X線像はタイプ別で注目ポイントが違うので、個別にまとめています。
cam typeは先週の記事で勉強しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-17

今日はpincer typeです。

最も有名な所見は、cross over signです。
股関節正面像で、臼蓋の前縁のラインと後縁のラインとが交差する像です。
クロスオーバーがあったら見つけるぞ!という意気込みで読影しないと
実は見逃されやすい所見のように思います。

cross over signは、acetabular retroversion;臼蓋後捻、の指標とされています。
臼蓋の開口部の向きが後ろを向いていると、
結果として臼蓋の前壁が厚くかぶることになり、前方過剰被覆となり
この部分が大腿骨と接触する事でFAIになるという訳ですね。

他の注目ポイント!


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あなたにサラダ [雑感]

苦手なお勉強記事から、ふーっと一息(^^;
今日は土曜日ですので、雑談記事です。(とはいえ、自身は日直中です^^ゞ)

MacBookに入れていた写真を整理していたら
小学生の甥っ子が作ってくれたサラダの画像が!
料理に興味がある訳でもなんでもない、ゲームと野球が大好き!という甥っ子が
我が家に遊びに来た時に、作ってくれたサラダです。

レタスをちぎって…
IMG_1413.JPG

卵をゆでて…
IMG_1412.JPG

他のお野菜やフルーツも切って、それらをただ彩りよく盛るだけのサラダ。

ドリカムの“あなたにサラダ”そのものですが、嬉しかったです。

特製ドレッシングは、私が調合しましたが
甥っ子が愛をたっぷり注いでシェイク!してくれました(^^)

出来上がりは?


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