FAIの診断 CT・MRI [医学~臨床]
股関節痛や可動域制限の原因になるFAI; FemoroAcetabular Impingement。
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)
FAIの原因によるタイプ分類は以下の通りです。
大腿骨側が原因→cam type; カム
臼蓋側が原因→pincer type; ピンサー
2つの原因が併存→combined type; コンバインド
X線像で注目すべきポイントを、
大腿骨側と臼蓋側とに分けて勉強しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-17
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-21
ちなみにコンバインドは、その両方があるという事ですね。
CTやMRIも補助診断として有用とされています。
以下のような所見が、FAIを反映している事が多いそうです。
・MR arthrogramで、大腿骨頸部にfibrocystic changeあり
・マルチスライスCTでherniation pitを認める
・MRIでacetabular cartilage delaminationあり
また、比較的簡便でFAIを示唆する新しいX線像の所見として、
ISSという指標があるそうです。
ISSは、prominence of Ischial Spine Sign の略称で
むりやり日本語にすれば“坐骨棘の隆起”という事になるでしょうか。
というのも、Pincer typeのFAIではAcetabular Retroversionが主な原因とされていますが
それを読み取るのに有用とされる、最も有名な所見にcross over signがあるのですが
これが意外と読影が難しいのです(^^;
そのためAcetabular Retroversionの新しい画像所見として
ISSが提唱されているようです。
ISSとは、坐骨曲が寛骨臼部分の内板よりも骨盤腔内に突出して見えるサインで
非常に読影が簡便です。
このISSがcross over signと相関が高い事が報告されています。
それならば、まずは読影の容易なISSがあるかどうかでスクリーニングをして
その上でcross over signがないかな~と良く読影をして
補助診断としてのCTやMRIを検討しよう!という流れになりそうですね。
ただし、cross over signと同様(かそれ以上)に
X線撮影時の骨盤傾斜によって、サインの陽性・陰性が変化するため
偽陰性・偽陽性が多くなりがちなことに注意が必要です。
ISSを紹介してある文献を見てみても、
ISSをAcetabular Retroversion診断に利用するのは有用であるものの
ISS″単独″でのAcetabular Retroversion診断はナンセンスとの記載があります。
文字だけでこれらの画像診断を説明するのに、限界を感じつつも(^^;
このシリーズもう少し頑張って続けてみます!
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)
FAIの原因によるタイプ分類は以下の通りです。
大腿骨側が原因→cam type; カム
臼蓋側が原因→pincer type; ピンサー
2つの原因が併存→combined type; コンバインド
X線像で注目すべきポイントを、
大腿骨側と臼蓋側とに分けて勉強しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-17
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-04-21
ちなみにコンバインドは、その両方があるという事ですね。
CTやMRIも補助診断として有用とされています。
以下のような所見が、FAIを反映している事が多いそうです。
・MR arthrogramで、大腿骨頸部にfibrocystic changeあり
・マルチスライスCTでherniation pitを認める
・MRIでacetabular cartilage delaminationあり
また、比較的簡便でFAIを示唆する新しいX線像の所見として、
ISSという指標があるそうです。
ISSは、prominence of Ischial Spine Sign の略称で
むりやり日本語にすれば“坐骨棘の隆起”という事になるでしょうか。
というのも、Pincer typeのFAIではAcetabular Retroversionが主な原因とされていますが
それを読み取るのに有用とされる、最も有名な所見にcross over signがあるのですが
これが意外と読影が難しいのです(^^;
そのためAcetabular Retroversionの新しい画像所見として
ISSが提唱されているようです。
ISSとは、坐骨曲が寛骨臼部分の内板よりも骨盤腔内に突出して見えるサインで
非常に読影が簡便です。
このISSがcross over signと相関が高い事が報告されています。
それならば、まずは読影の容易なISSがあるかどうかでスクリーニングをして
その上でcross over signがないかな~と良く読影をして
補助診断としてのCTやMRIを検討しよう!という流れになりそうですね。
ただし、cross over signと同様(かそれ以上)に
X線撮影時の骨盤傾斜によって、サインの陽性・陰性が変化するため
偽陰性・偽陽性が多くなりがちなことに注意が必要です。
ISSを紹介してある文献を見てみても、
ISSをAcetabular Retroversion診断に利用するのは有用であるものの
ISS″単独″でのAcetabular Retroversion診断はナンセンスとの記載があります。
文字だけでこれらの画像診断を説明するのに、限界を感じつつも(^^;
このシリーズもう少し頑張って続けてみます!
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