けが予防~チャイルドシート“正しい”装着を! [医学~臨床]

久々のブログ再開ですが、
まずはチャイルドシートの重要性を確認してほしい!シリーズ、
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2014-06-24 から
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2014-07-30-1

その続きからです。

こどもが車に乗っているとき、特に大きな事故にあった時に
こどもの安全を守るチャイルドシート。
(以前の記事に書いた通り http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2014-07-08
車内事故の予防策としても有効でもありますが。)

装着・着用を義務化されれば、こどもの安全が守られるだろう!との意図で、
平成12年(2000年)4月1日施行の改訂・道路交通法に
チャイルドシート装着義務化が規定されたはずです。

しかし、ほんとうに残念なことですが
チャイルドシート装着・着用率、
そしてこどもの乗車中の死亡率・障害率の数字は、
(特にこの近年は)横ばいのようです。

義務化前と比べて高い装着率・低い死亡障害率の水準にまで達して
その後、そのまま高い装着率・低い死亡障害率が横ばいならば
それなりに評価できるのでしょうが、そうでもないようです。

7月の終わりに書いた記事がありますが
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2014-07-30-1
ここで、リンクを張ったWebページの統計結果を
単純に数字だけで解釈してみましょう。


まずは、装着率。

乳児用・幼児用・学童用のトータルでは
1999年には15.1%だった装着率が
2000年に39.9%と上昇しています。

しかし、2002年52.4%からその後12年間は横ばい状態で
2014年のデータでは61.9%となっています。
(うち、乳児は83.4%、幼児では50%弱。)

義務化後すぐには意識が変わって(罰則も規定されていることもあり)
少しは装着率が上がったものの、義務化後3年を過ぎてからは横ばい。
いまだに子供の5人のうち2人はチャイルドシートに載せられていないのです。

推測ですが、「義務化とはいえ、実際にはほとんど取締りに引っかからない」
「周囲にもつけてない人がいて、問題なさそう」といった慣れのようなものが
影響しているようにも思います。


このデータの簡易的解釈をしてみて、怖さが一層増しました。
それをぜひ感じていただきたいので、別記事で続きを書きます!
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