Perthes病~ダイエットの敵!? [小児の発達]

荷重しないでできる筋トレでダイエットシリーズ(!?)。
しばらくご無沙汰していますが(最後はhttp://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-10-14
これを始めるきっかけとなったのは、Perthes病のこどもが太りすぎて
どうにかダイエットをさせたい!という事でした。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-08-29
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-08-30

先日出席した学会発表の一つに
ペルテス病のこどもの肥満度を調べたものがありました。
やはりどこの病院でも、Perthes病のこどもの肥満に悩んでらっしゃるんですね(^^;

この発表は、後ろ向きの観察研究で
入院治療をしたPerthes病のこどもの、入院時と退院時の体型(肥満度)を調べていました。
するとある年を境に、それ以前に入院したこどもとそれ以降に入院したこどもとで
入院時と比較した退院時の肥満度増加が、著しい事が分かったそうです。

そこで、その年から何が変わったかを調べてみたところ
最も大きな原因と考えられたのは「携帯ゲームの持ち込み許可」だったそうです。
(他にも荷重に対して過敏に禁止した、や 外遊びが減ったなどもありました)

その“ある年”から、入院時に自宅で保有している携帯ゲームの持ち込みを許可したとのこと。
看護記録等から拾った行動記録を見てみても
やはり携帯ゲームをしている時間が長かったそうです。

携帯ゲームがある事で、屋外で遊ぶ時間が減ったという他の原因にも繋がっているだろうと
容易に想像できますし、発表者もそう考えられていたようです。

たしかに今、私の職場でも
入院時の余暇時間の使い方の多くは、
ニンテンドーDSで遊んでいるかWiiで遊んでいるか。
子供同士のコミュニケーションも、ゲームに関する事ばかりの様な気がします。

治療で頑張っているのだから!と親も医療者も、甘やかしている感はあり
甘やかしすぎの張本人として、反省もしているのですが…

持ち込み禁止!とまでは行かなくても、使用時間の制限や他の遊びの提案など
自宅でしているのと同じようなしつけや、自然に体を使う機会を増やすように
工夫していかなければ行けないなあと、発表を聞いて反省させられました。


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