FAIの治療方法 [医学~臨床]

苦手…からの脱却のために(^^; ここ最近の勉強記事でつづってきた
FAIを敬遠せず頑張って勉強するぞ! シリーズ ですが、
今日でいったん終了予定。ふーっと一息、という気分ですゞ

最後の今回は、FAIになったら、どう治療をするのかについてお勉強します。
でも実際に治療に携わったことはないので、概要的な内容になります(^^)

FAIの治療を考える際に、第一選択は原因部分の治療です。

cam typeのFAIでは、球面でない骨頭部分が臼蓋にぶつかるのが原因なら
この骨頭の非球面部分; bumpを切除する、という手術が治療法になります。
pincer type FAIで臼蓋が外側に余分に形成され原因になっているなら
その寛骨臼縁を切除するのが、原因の治療になります。

その他、臼蓋形成不全から関節唇損傷(断裂)を来していて
その部分に骨頭がはまり込む様なpincer type FAIならば
関節唇切除あるいは縫合術が行われます。

原因の治療を行う場合に、その方法としては
大きく皮膚を切開して処置する手技に加え、
関節鏡による鏡視下手術も、広く行われる様になっているようです。

鏡視下手術は、体への負担(侵襲)が少なく回復が早いのが最大のメリットですが
そのテクニックは、経験のない医師にはかなり難しいようです。


一方、原因の治療が困難な場合には
対症療法としての治療もおこなわれています。
一般的な除痛・可動域改善のために、理学療法や薬物療法は広く行われますが、
根本治療の一環として、可動域を適切化するための骨切り手術なども行われます。

またFAI発症の予防として、盲点になりそうでかつ大切なのは
子供のうちに発症する疾患に関して、治療法の工夫を行うなども行われています。

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