こどもの呼吸数 [小児の発達]

昨日記事にした、院内研修会でお話しした事の続きです。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-10-12
呼吸モニタリングでは、”患者さんををみて評価”するのを最優先に!と
お互いディスカッションしながら納得していただきました。

具体的な内容としては・・・
呼吸に異常が疑われる患者さんの評価をする時、
まずは自分の目と耳を信じて、努力呼吸の状態はどうかを判断しましょう。
患者さんを見て 聴くだけで、正常呼吸・呼吸窮迫・呼吸不全・呼吸停止を判断しましょう!
という結論に納得していただけました。

陥没呼吸・鼻翼呼吸・肋間陥没呼吸・肩呼吸などはありませんか?
呼吸音には異常がない?聴診器なしでも聞こえる異常音は重篤だと感じますよね?
異常な呼吸音が呼気なのか吸気なのかも大事ですよね・・といった具合です。

それから時計さえあればわかる”呼吸数”の評価は、
機器でモニターされている患者さんでは特に忘れがち。
呼吸の評価のみならず、バイタルサインをとる際の必須事項です!と強調しました。

呼吸数が異常です!との判断は、正常な呼吸数から外れている事を意味しますので
正常値を知っておく必要がありますが、こどもと大人では違いますし
こどもの中でも、月齢・年齢でも大きく変わってきますので
なかなか覚えるのが大変ですし、覚えたつもりがすぐに忘れてしまします(^^;

ここに正常値をメモしておくと共に、
先日の研修会の時にみんなで納得した覚え方を紹介します。

生後6ヵ月まで 30~60回/分 (生後半年は1~2秒に1回)
生後1歳まで 25~45回/分
1歳から3歳 20~30回/分 (1歳になったら2~3秒に1回)
3歳から6歳 16~24回/分 (就学前;幼稚園児は大人の二倍)
6歳から10歳 14~20回/分 (小学生は3~4秒に1回)


この覚え方も含め、私の記憶がどれくらい持続してくれるかが心配です(^^ゞ
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stargazer

一口で“呼吸”と言えど、いろいろあるんですねー。
勉強になります。(>_<)
by stargazer (2011-10-14 00:42) 

Kite

stargazerさん、いつもありがとうございます。励みになります。
これ以外にも、呼吸には色々あるんですよ~
特徴的な呼吸法には、固有名詞をつけて呼んだりもします。

by Kite (2011-10-14 14:41) 

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